昨日,12/17に,国立病院機構九州医療センタ-において,脳血管センタ-,脳血管内科の矢坂正弘先生の講演会がありました。日本人の死因の4位が脳卒中だそうです。脳卒中の中には,心原性脳塞栓症があり,これをノックアウト型脳梗塞と名付けておられました。ノックアウト型と名付けられたのは,この病気が発症すれば,重症で,再発しやすいからだそうです。したがって,心原性脳塞栓症を予防するために,十分な抗凝固療法が必要だそうです。抗凝固療法で使用される薬には,ワルファリンや最近では,プラザキサ,エドキサバン,イグザレルトなどあるそうです。
一方,脳梗塞や虚血性心疾患の治療薬には抗血小板薬(アスピリン,パナルジン,プレタール,プラビックス)があるそうです。これら、いずれの薬を内服されている患者さんが,抜歯のため,かかりつけの医師の相談なく,勝手に薬をやめてしまうと,梗塞が起きて,死亡など危険な状態になることがあるそうです。
もし,前述の内服薬を飲まれている患者さんがいらっしゃった場合は,かかりつけの歯科医師と医師との十分な相談の上,抜歯を行ったほうがいいでしょうとのことでした。
- 内田歯科医院 -
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診療内容( 歯科口腔外科 ・ 一般歯科 ・ 小児歯科 ・ インプラント )
日本口腔インプラント学会専門医
日本口腔外科学会専修医